はんざき祭り

毎年8月8日に岡山県真庭市の湯原温泉で開催される。
オオサンショウウオが国の特別天然記念物に指定された昭和27年から続いている。
 大きなサンショウウオの形をした山車を中心に、華やかな道中囃子で踊り子たちが市内を練り歩く。
 文禄元年(西暦1592年)、旭川という川の淵に大きなサンショウウオが住んでいて、人間や牛馬が近づいていくと大きな尻尾で掴んで飲み込んでしまうので、恐れられていた。これをこの年、勇敢な一人の若者が短剣だけを持ち川に飛び込み、見事に大サンショウウオを討ち取ったのだそう。しかしそれからというもの、その若者の家には毎晩家の戸をたたき泣き叫ぶ者が現れ、戸を開けても誰もいない。そのうち村民は恐ろしくなり外に出られなくなり、その若者の家族も祟りで死に絶え、村内にも祟りが相次いだため、村人は国司神社の境内に祠を建ててはんざきの霊を祀った。これが現在のはんざき大明神の由来で、その流れを継いで始まったのがこのお祭り。
公式サイト
最終確認2020年5月


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