鞍馬竹伐り会式
(くらまたけきりえしき)

6月20日に京都府にある鞍馬寺にて行われる行事。源義経「牛若丸」の幼時の修行地として知られる鞍馬寺。僧兵に扮した8人が東西2組に分かれ、竹伐りの速さを競い合う。早く伐った方に豊作がもたらされるとの言い伝えがある。水への感謝を捧げ五穀豊穣を祈る行事。奈良唐招提寺の開祖鑑真和上の高弟、鑑禎(がんちょう)上人が宝亀元(770)年、この地に毘沙門天王を祀ったのがはじまりとされる。  寛平年間(889~897年)護摩の行をしている峯延(ぶえん)上人に、北の峰から大蛇が現れて襲いかかった。上人は真言を唱えて調伏した。すると別の大蛇が現れたが、鞍馬の御香水を守護することを誓ったので上人に許され、里人に神として祀られたという伝説がある。前者の蛇が雄、後者の蛇が雌とされる。それゆえ現在でもメス(雌)とみられる竹は伐られず、祀られる。竹伐り会式はこの伝説に因んで始まった。
公式サイト
最終確認2020年5月


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